管理番号 | 新品 :79845903 | 発売日 | 2024/03/29 | 定価 | 190,000円 | 型番 | 79845903 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カテゴリ |
広沢静輝(1894~1949)の作です。広沢は尺八を宮内直方および初代川瀬順輔に師事。都山流の多い大阪(当時)において、琴古流尺八「竹声会」を組織し活躍しました。また小野寺源吉の《鶴之巣籠》は、乳井建道→広沢静輝→海道普門のルートで伝承され、海道普門が道曲として大成させ、今日見られる演奏形態になったことは周知のとおりです。広沢は演奏はもちろんのこと製管においてもその才は長けており、広沢と交流のあった玉井竹仙は、「広沢先生の作った竹はよく鳴る」と自分の弟子たちに話していたといいます。広沢の作品がもっと注目され、古管としてそれなりの価値が生まれてもよいのではないかと思い、出品に至りました。
寸法は一尺七寸。広沢の《鶴之巣籠》の演奏は戦前のSPレコード(ほうがくレコード)で聴くことができますが、そこでは一尺七寸が使われています。
中継ぎのない延べ管です。焼き印の字体は製管した時期によりいろいろ使い分けていました。重量は352g。軽く、かつ横にやや扁平な形状なので持ちやすい楽器かと思います。孔割りはおそらく十割りかと思われます。
顎当たりに修復した跡があります。第五孔下にひびがありますが、しっかり割れ止めがされています。
その他は写真をご覧のうえ、ご購入いただければと存じます。ご不明な点がございましたら前もってご質問ください(ただし礼儀をわきまえないご質問、意図不明なご質問にはお答えしません)。希少管につきお値下げはしません。即決価格でのお譲りとなりますことをご了承ください。